「青少年のための科学の祭典2023全国大会」開催 皆で作り上げた「科学の夏祭り」に2日間で1万人超が来場

毎夏恒例の大型イベント「青少年のための科学の祭典2023全国大会」を7月末に科学技術館で開催。多くの関係者との協働により作り上げた大会は、2日間で1万人超を動員し、活気にあふれたイベントとなりました。

子供たちの好奇心を刺激する大型イベント

 日本科学技術振興財団では、夏休み恒例の大型イベント「青少年のための科学の祭典2023 全国大会」(主催:日本科学技術振興財団/共催:「青少年のための科学の祭典」実行委員会)を7 月29 日(土)、30 日(日)の2日間、科学技術館1階イベントホールと屋外で開催し、11,431 人の方々が来場しました。

会場では、いたるところで実験・工作に挑戦する子供たちの好奇心いっぱいの表情が見られ、賑やかで活気にあふれたイベントとなりました。

 「青少年のための科学の祭典」全国大会は、今年も「子どもゆめ基金」の助成を受け、中外製薬株式会社をはじめとする企業や団体からも協賛をいただき開催しました。また、出展された企業や団体からは運営協力金、実験解説集の広告掲載のご支援も受けました。運営面では、今年も大妻女子大学の学生の皆様にも事務局のボランティアとして協力していただきました。

幼児から大人までが楽しめる多様性 

今年の出展規模は、個人出展21、企業や団体、大学など団体出展26、日本学生科学賞研究発表7、合計54の出展数となりました。出展内容は、物理・化学・生物・地学・数学・エネルギーなど、科学の各分野をバランスよく網羅した内容で構成し、小学生、中学生、高校生から大人まで十分楽しみながら、科学についての理解を深めていました。

今年度も昨年度に引き続き、幼児の科学体験ブースを2 つ出展しました。小さなお子さんを連れたご家族なども実際に会場でよく見られ、「科学の祭典」が「科学の夏祭り」として、すっかり定着していることが実感できました。

企業・学生ら多くの協力による成功 

また、日本学生科学賞の中央最終審査会に出場した中学校や高等学校7 校も研究内容の出展とプレゼンテーションを行い、来場者の質問に丁寧に答えている様子が印象的でした。 個人出展、団体出展、日本学生科学賞からの出展、ボランティアの皆様のご協力に感謝するとともに、実行委員の皆様のご協力にお礼を申し上げます。次年度に向けて、企業・団体の皆様のさらなるご協力とご支援をお願いするとともに、新しい内容の個人出展・団体出展についてもご検討をお願いいたします。

〈人財育成部 橋山 一臣〉