常設実験ショーに「お風呂でじっけん!」が新登場
科学技術館4階の「実験スタジアム」では、さまざまな常設の実験ショー・プログラムを行っていますが、2026年1月から、新たに「お風呂でじっけん!」がスタートしました。本プログラムでは、お風呂の中の「浮力」や「水圧」をテーマにした実験や、入浴剤を使った楽しい実験を行います。参加すれば、お風呂に入る時間が一層楽しくなることでしょう。

科学実験でお風呂をさらに楽しく!
科学技術館では、昨年夏ごろから「お風呂」をテーマにした実験プログラムを新たに開発しておりました。その結果、このたび2026年1月4日(日)から、科学技術館4階「実験スタジアム」スタジアムRにて「お風呂でじっけん!」がスタートしました。今後、土・日・祝日の10:00から実施(定員36名の整理券制、約15分間)の常設プログラムとなります。
皆様は、「お風呂」と聞くとどのようなイメージを連想するでしょうか? 「あたたかい」「きもちいい」「つかれがとれる」といったことが多いと思います。このプログラムでは、それらの元になる「お風呂の3大作用」といわれる「温熱」「浮力」「水圧」をどのように扱うかを検討の末、まずは「浮力」「水圧」を、さまざまな実験器具で分かりやすくお見せすることになりました。
お風呂では浮力により体重が約1/9になるといわれています。そこで、お風呂でくつろいでいる姿の人体モデルを3Dプリンターで作成し、実際に水槽に入れて体重変化を観察していただくこととしました。ただ形を作るだけだと、水中に入れたときにひっくり返って浮いてしまうので、1/9程度の体重でしっかり肩まで浸かれるよう、重りの量と位置を細かく調整しました。体重計はデジタルではなく、視覚的に分かりやすいよう、アナログなレタースケールと同様の仕組みで製作しました。
浮力は、物体の上からかかる水圧より下からかかる水圧の方が大きいことにより発生します。そこで水圧の実験では、太鼓のようにゴム膜を張った箱を水に沈めて、左右上下のゴム膜のへこみ具合で水圧の大きさを実感していただけるようにしています。

入浴剤とシャボン玉を使ったふしぎな実験も!
最後の実験では、アース製薬株式会社様の入浴剤を使います。ブクブクと発生する二酸化炭素による血行促進のお話をしているうちに、二酸化炭素は同体積の空気の1.5倍ほど重いので水面にたまってきます。これを利用してシャボン玉を浮かせるというチャレンジングな実験を行います。結構難易度が高いので一発ではなかなか成功しませんが、何発もシャボン玉を発射して、ついにふわっと浮いたときの喜びは格別なものがあります。
実験をご覧いただいた方には入浴剤と、お風呂のことを学べる冊子をプレゼントしております。皆様の日々のお風呂がさらに楽しくなることを願っております。
〈科学技術館運営部 丸山 義巨〉