「『銅の日』イベント」を当館で開催


この夏、科学技術館では、出展者・賛助会員・新規連携によるさまざまな特別イベントが実現しました。出展者連携の一つとして、8月24日(土)、銅について楽しく学べる新規イベント「『銅の日』イベント」(主催:一般社団法人日本銅センター、日本鉱業協会、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)を当館で開催しました。

来場者に体験いただいた銅の熱伝導実験。銅製のスプーンは手の熱が伝わり、氷を容易に溶かします

のぞいてみよう、銅の魅力

 2024年8月24日(土)、科学技術館4階の団体休憩室・イベントホールにて、「銅の日」イベントを開催しました。このイベントは、子供から大人までさまざまな方が銅の特徴を楽しく学び、体験できるプログラムで構成されています。一般社団法人日本銅センター、日本鉱業協会、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構が主催となり開催されました。

 当館4階G棟ギャラリーにある展示「Metal Factory(メタル・ファクトリー)」(出展:日本鉱業協会)では、さまざまな非鉄金属の鉱物やその金属を活用した製品など、非鉄金属と私たちの暮らしとの関わりを紹介しています。その非鉄金属のうちの一つである銅は、導電性や熱伝導性、耐食性に優れ、さらに加工しやすい性質があることから、通信・電子機器のほか家電製品の多くに利用され、社会や日常生活に欠かせない金属材料の一つとなっています。

イベント会場の様子。多くのご家族が参加され、にぎわいをみせました

銅をテーマとした自由研究にも

 同イベントでは、こうした銅の性質を体験できるコーナーを設けたほか、銅製品とその製造過程などを実物の銅製品やパネル展示で紹介しました。  参加者は受付でワークシートを受け取り、各ブースを回りながら設問に対する回答をワークシートに記入していきます。すべてのブースを見学し終わるころには銅の性質や銅鉱石の採掘について、いろいろな銅製品としての使われ方などがまとめられた銅に関するミニ冊子が完成。冊子は銅について網羅されている内容で、夏休みの自由研究としても利用でき、参加者から好評でした。

                               〈科学技術館運営部 中村  潤〉