水のワークショップ・展示会「おもしろい水のおはなし」開催
「水の週間」(8月1日~7日)の中央行事の一つとして8月5日(月)、科学技術館で「水のワークショップ・展示会『おもしろい水のおはなし』」が開催されました。楽しいおはなしや体験を通じて、私たちの毎日の暮らしに欠かすことのできない大切な「水」について考えるイベントで、たくさんのご家族連れに参加いただきました。
3つのとっておきの「水のおはなし」
毎年8月1日は「水の日」。8月1日から7日までの1週間は「水の週間」です。水の使用量が増えるこの季節、普段何気なく使っている水について考える機会として、「めぐる水」をテーマとした親子向けのイベント「水のワークショップ・展示会『おもしろい水のおはなし』」が、第48回水の週間中央行事の一つとして8月5日(月)に科学技術館で開催されました。
科学技術館4階の「実験スタジアムL」では講演とワークショップが3つ開催されました。「水のノーベル賞」と呼ばれる「ストックホルム水大賞」の2024年度の受賞者、東京大学総長特別参与・東京大学大学院工学系研究科の沖大幹教授による講演「みんなの大切な『水みんフラ』」、2024ミス日本「水の天使」安井南さんによる水のワークショップ「比べてみよう昔と今『みんなの水』」、そして、気象キャスター・寺川奈津美さんによるお話とクイズ「水はめぐるよ『お天気と水』」です。各回事前募集や当日参加者約50名の方が参加して、水の循環についてクイズを交えながら楽しく学びました。
科学技術館の屋上で「打ち水大作戦」体験も!
4階の特設イベントホールでは体験イベント「水をつかってきれいなウォータースティックライトを作ろう!」が行われ、透明ボトルに水とビーズを入れラメやシールを貼って自分だけのライトを作る工作に、当日の来場者約50名が参加しました。
思い思いに中に入れるビーズを選び、シールやペンで飾り付けをしてライトが完成。ライトを点灯させて振ると水の中で揺らめくパーツがきらきらと輝き、子供たちは大喜び。このライトは参加者のお土産として持ち帰っていただきました。
科学技術館の屋上では、打ち水大作戦本部の協力により「打ち水大作戦2024 in 科学技術館」が午前午後の2回行われ、各回約50名が参加しました。打ち水大作戦本部家元の浅井重範さんに作法の指導を受けながら桶からまんべんなく水をまくと、午後の回のデジタル温度計による測定では、打ち水によりコンクリート面の温度が8 ℃、気温が0.6 ℃低くなることを確認することで、打ち水の効果を実感することができました。
ダム技術センター出展による、ダムについての各種パネルが展示されたブース「ダムなんでも相談室」では、参加者は「ダムものしりはかせ」からパネルやクイズを通して、ダムのつくりかたや型式、さまざまな役割を学び、「認定証」をもらいました。フォトスポットでは、人気キャラクター「シャワーズ」のパネルといっしょに記念写真を撮ったり、記念スタンプを押したりして楽しみました。
他にも、治山治水協会や水循環政策本部による解説パネル、東京都都市整備局、東京都水道局、東京都下水道局、水循環政策本部、水資源機構、日本河川協会、日本水道協会、日本水フォーラム、日本レストルーム工業会による水資源に関するポスターや動画が展示されました。
気候変動の影響もあり最近では洪水や水不足が増えていますが、生活に欠かせない水の役割や大切さについて、これらのイベントを通じて考える機会となりました。
〈 経営企画室/科学技術館運営部〉