今年も大盛況!「カラーコピー機のひみつをさぐれ!」 「かがく・夢・あそび キッズ・フロンティア・ワークショップ」

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「かがく・夢・あそび キッズ・フロンティア・ワークショップ カラーコピー機のひみつをさぐれ!-カラーコピー機の大解剖-」(主催:公益財団法人市村清新技術財団、共催:日本科学技術振興財団、特別協賛:リコージャパン株式会社)を、2024年も3月9日(土)、10日(日)の2日間、科学技術館にて開催しました。例年、大好評のワークショップですが、今年も大勢の子供たちが参加しました。

グループを組んで、1台のコピー機を分解する。ふだんは経験できない作業に子供たちは夢中

今年も小中学生から多くの応募が

カラーコピー機を通じて科学技術を学ぶ体験イベント「かがく・夢・あそび キッズ・フロンティア・ワークショップ カラーコピー機のひみつをさぐれ!-カラーコピー機の大解剖-」を、今年も3月9日、10日の2日間にわたって開催しました。


このイベントは、カラーコピー機のしくみについてのお話を聞き、カラーコピー機の分解を行う1日がかりの定員制ワークショップです。小学4年生から中学3年生までを対象とし、今年も多くの応募があり、抽選を経て、3月9日の小学生コース、3月10日の中学生コースともに、各33名が参加しました。

実験工作の時間には、「光センサー実験キット」も配られ、光センサー工作にもチャレンジした

分解はモノのしくみを解き明かす

 

午前は、今年も秀明大学教授の大山光晴先生と株式会社リコーの中井洋志さんが講師を務め、コピー機のしくみについてお話をしていただきました。大山先生は、分解することはただばらばらにすることではなく、モノの仕組みを解き明かすことであることを子供たちに伝え、中井先生も、コピー機の分解を通じて、科学と技術について五感で学ぶことの大切さを伝えました。また、コピー機のしくみを理解するための、さまざまな光や色などの実験も行いました。


午後は、いよいよコピー機の分解です。安全についても説明を受けたあと、4人一組のグループごとに分かれて、それぞれ1台のカラーコピー機をドライバーなどの工具を使って分解していきました。長時間を要する作業ながら、子供たちはこの分解作業に夢中になり、ネジの一つ一つまで大切にしながら、丁寧に作業を続けました。リコージャパン株式会社の方々も、グループごとにサポートにあたってくださり、子供たちにやさしく分解のアドバイスや重要部品の説明をしてくださいました。


最後には、参加者ひとりひとりに記念品が授与され、分解したコピー機の部品であるセンサー、モーター、ファンなども、自由に持ち帰っていただきました。


今回の参加者のアンケートでは、「コピー機を解体するというテーマはとても面白かったです」といった感想をいただき、子供たちにとって、学校の授業や塾でもなかなか体験できない、貴重な発見と学びの機会であったことがうかがえました。 

〈経営企画室/人財育成部〉