「青少年のための科学の祭典2024全国大会」開催
当財団の自主事業として、「共創」の力を最も発揮するイベントといえるのが、今年で33年目を迎える「青少年のための科学の祭典2024全国大会」(主催:日本科学技術振興財団、共催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会)です。今年は、7月27日(土)、28日(日)の2日間、1階イベントホールと屋外で開催しました。
たくさんの協力者のちからを結集した大型イベント
当財団の自主事業として、「共創」の力を最も発揮するイベントといえるのが、今年で33年目を迎える「青少年のための科学の祭典2024全国大会」(主催:日本科学技術振興財団、共催:「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会)です。今年は、7月27日(土)、28日(日)の2日間、1階イベントホールと屋外で開催しました。小学校から大学までの先生など全国選りすぐりの実験名人や企業・研究所等の講師の方々による多彩な実験・工作・観察など60種類の出展があり、延べ12,783人の来場者が実験や工作を楽しみました。
同大会は、今年も独立行政法人国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」の助成を受け、中外製薬株式会社をはじめとする企業や団体からも協賛をいただき開催しました。また、出展された企業や団体からは運営協力金、実験解説集の広告掲載のご支援も受けました。運営面では、今年も大妻女子大学の学生の皆さんにも事務局のボランティアとして協力していただきました。
個人出展では、全国から集まった20名の実験名人が得意の実験や工作を披露し、団体出展では、企業・研究所・日本学生科学賞受賞校など40種類のそれぞれ特色のある出展となりました。
今年は科学技術館の出展団体・協力者の初参加も
今年は、新しいパートナーシップの展開もみられました。新規参加の団体出展として、科学技術館の出展団体である一般社団法人日本自動車工業会、当財団と協力関係にある株式会社NHKエンタープライズや一般社団法人日本自動認識システム協会が出展しました。どの出展ブースも大盛況となり、同大会に多いリピーターの来場者にも新鮮な体験を届けることができました。また、長く継続して出展いただいている個人・団体の出展ブースも変わらぬ人気を集めていました。今後もさまざまな分野における特色のある出展を期待したいと考えています。
また、新企画としてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校交流企画を実施し、都内SSH指定校14校からの43名の生徒による日本学生科学賞受賞者8名との交流、展示ブースでの演示支援を行いました。
この他にも、会場では読売新聞社のご協力で「第67回日本学生科学賞」中央最終審査会出場研究作品の中から「青少年のための科学の祭典」全国大会実行委員会で選定した中学校2校、高等学校4校の計6校によるパネル展示とステージ発表を行いました。内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞などを受賞した全国トップレベルの研究作品は、来場した多くの学生や教育関係者の目にとまり、研究内容や発表方法の参考となるものばかりでした。 本大会を実施するにあたり、個人出展者および団体出展者、ボランティアの大学生、実行委員の先生など多数の皆様にご協力いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。当財団では、次年度に向けて、ひとりでも多くの青少年の皆様に科学の面白さを体験していただけるよう計画して参ります。今後も引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
〈人財育成部・経営企画室 橋山 一臣〉