科学技術館50周年/日本科学技術振興財団55周年
東京オリンピックが開催された1964年に開館した科学技術館は、2014年に50周年。科学技術館を運営する公益財団法人日本科学技術振興財団は、2015年に55周年(1960年設立)を迎えました。
2014-2015の2年間は、これまで50年の間に科学技術館を訪れていただいた3000万人におよぶ来館者の皆さん、ならびに日本科学技術振興財団/科学技術館の運営を支えてくださいました多くの団体・機関の皆様への御礼と、私どもの「これからの50年」に向かう意志をあらわすための事業を展開してまいります。
50/55周年のおもな行事
2014年
- 3月 特別展
- 昆虫ミメティクス展 開催
- 4月 記念日
- 科学技術館 開館50周年
- 記念イベント
- 開館記念 米村でんじろうサイエンスショー 開催
- 7月 常設展示
- ものづくりの部屋 新規オープン
- 8月 特別展
- 海‼ 出航!ふしぎな世界へ 開催
- 8月 特設サイト
- 家電&のりものWebアンケート投票 オープン
2015年
- 3月 特別展
- ニッポンの産業技術50年 プレイベント「しくみとくふうと、まなぶ展」開催
- 4月 記念日
- 日本科学技術振興財団 設立55周年
- 7月 特別展
- 科学捜査展 #SeasonⅡ 開催
- 8月 特別展
- ニッポンの産業技術50年 「くらしの技術⇔50年『大・展望展』」開催
- 8月 常設展示
- 超高解像度大型マルチディスプレイ オープン
- 12月 シンポジウム
- 50/55周年記念シンポジウム 開催
50/55周年記念特別展
科学技術館は開館以来50年にわたり主として青少年、親子連れ、家族連れを対象に、体験型の展示手法を用いて科学技術・産業技術の振興に繋がる情報や知識の普及啓発活動を展開し、理工・科学・技術系に携わる創造的人財の育成に努めてきました。
これまでの入館者累計は、2015年10月に3000万人に達しました。
この半世紀は、わが国の高度経済成長期から今日に至る、科学・技術・産業にとって重要な時代です。50年間のうちに工業製品は技術的な進歩と信頼性の向上を手に入れました。家庭への急速な普及は生活様式を一変させ、輸出の拡大によって世界中に認められるまでになりました。かつて粗悪品の代名詞であった「メイド・イン・ジャパン」は、今では高品質と信頼性を裏付けるキーワードとなっています。
名もなき多くの先人たちとその努力によって培われてきた技術が今日をつくってきたように、「いま」の人々と技術が新しい未来をかたちづくっていくのです。このような背景をもって、科学技術館は50周年記念特別展として「ニッポンの産業技術50年 ~今日の技術が未来をつくる~ 」を2015年夏に開催しました。
私たちの生活を大きく変え、社会を支えてきたこれら科学・技術・産業の進歩と、それらが果たしてきた役割を、身近な工業製品にスポットをあてながら暮らしとの関わりの中から振り返り、これからの技術と人との在るべき関係と姿を考え、さまざまな立場の人々との対話の中からさらに近未来のすがたを展望しました。
また、この記念特別展に先立って、2014年8月に「家電&のりものWebアンケート投票」特設サイトを開設し、2015年3月に「ニッポンの産業技術50年 プレイベント」を開催しました。