自然と友だち


今冬の庭先から

 今冬は、今のところに庭に来る小鳥が、種類・数ともに少なく、例年諏訪湖に見える白鳥も姿を見せないとのことです。なぜでしょう。雪が降れば来てくれるかと期待をしながら、近撮写真をお届けいたします。

撮影・解説:加納巌

加納さんに質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

ハイタカが庭に現れる ハトの群れ ヤマガラが家の中に入る ガラス戸越しに小鳥を撮る メジロが家の中へ入る
ハイタカが庭に現れる ハトの群れ ヤマガラが家の中に入る ガラス戸越しに小鳥を撮る メジロが家の中へ入る
小鳥の食べ物(餌) 越冬するアゲハチョウの蛹 早春の花を見る 仏手柑(ブッシュカン) 特大いちご
小鳥の食べ物(餌) 越冬するアゲハチョウの蛹 早春の花を見る 仏手柑(ブッシュカン) 特大いちご



 





【ハイタカが庭に現れる】
2016.12.22
 庭に突然ハイタカが現れました。庭の餌場にいるメジロなどの小鳥を狙ってきたのでしょうか、モズ等の小型猛禽類が見えるのは良くあることですが、ハイタカが庭先にやってきたのは初めてです。暫く鋭い目つきで辺りを見回していましたが、何事もなく飛び去っていきました。


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【ハトの群れ】
2016.12.20
 夕暮れ時、ハトの群れが上空を飛んでいました。暫く空を旋回していたあと、まとまって降下し、近くの電線に止まりました。ざっと数えたら75羽いました。これから揃ってねぐらに帰るのでしょう。


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【ヤマガラが家の中に入る】
2016.12.23
 暖かなので戸を開けてサンルーム内の掃除をしていたら、庭に来ていたヤマガラが家の中へ入ってきました。テーブルの上に置いてあるヒマワリの種を咥え、花棚でコツコツと皮を剥いて食べています。食べた後は、ほころび始めの梅の枝に止まって休んでいます。今年も我が家は“小鳥の喫茶店”となりそうです。


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【ガラス戸越しに小鳥を撮る】
2016.12.28
 うっすらと雪の降った朝、小鳥たちは庭の餌場が雪に覆われていたので、窓辺に作った餌場へ、交代でやってきました。おかげでガラス戸を挟んで60センチほどの近距離で撮影することが出来ました。
ヤマガラ
シジュウカラ
メジロ
ジョウビタキのつがいは
雪の中の餌場で


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【メジロが家の中へ入る】
2016.12.28
 窓際の餌場に来ていたメジロが1羽、いつの間にか家の中へ入ってきていました。今冬初めての舞い込みです。サンルーム内の花や棚の間を行き来したり、咲き始めた梅の木に止まって、花の蜜を吸っていましたが、1時間ほどして外に出て行きました。


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【小鳥の食べ物(餌)】
2017.1.5
  小鳥には、それぞれ好みの食べ物があり、我が家の庭に来る小鳥たちは大別して、①熟し柿・リンゴ・ミカンなどの果物(メジロ・ヒヨドリ・ツグミ・シロハラ・ムクドリ・エナガ・ヒレンジャク等)、②ヒマワリの種(シジュウカラ・ヤマガラ・シメ・カワラヒワ等)、③パン切れ(スズメ・メジロ)、④米・麦など穀物類(スズメ)、⑤マムシグサの実(ジョウビタキ)を好んで食べるので、餌として用意していましたが、最近では、近くで他の小鳥が食べているものを見て口にするようになってきました。
 例えば、スズメが柿やリンゴ・ヒマワリの種を、シジュウカラ・ヤマガラが柿・リンゴ・パンを、意外だったのは、毒が有るから毒消し力のあるジョウビタキ以外の小鳥は食べないと言われていたマムシグサの赤い実を、ヒヨドリが食べるようになったこと、最も驚いたのは、メジロが家の中に入ってきてテーブルの上で私の飲むコーヒーを飲むようになったことです。自然界にはないコーヒーを飲むようになったのは、私が飲んでいるのを近くで見ていて真似たのだと思います。自然の生き物は、周りの生き物の行動などを見て真似することにより、新たな習性、能力を持ち、「進化」していくものだという事を感じさせられます。
メジロは果物が大好きで、パンも良く啄みますが、家の中へ入ってきてテーブルの上でコーヒーカップに止まり、コーヒーを飲むのには驚きました。今もずっと続いています。
スズメはパン切れや穀物類を好んで食べますが、ヒマワリの種を咥え、くちばしでもぐもぐと咬み皮を割って食べるようになりました。
ジョウビタキだけが食べるからと用意したマムシグサの赤い実を、ヒヨドリが食べるようになり、ヒヨドリは大食漢なので、用意したマムシグサの実はなくなってしまいました。
シロハラ、ツグミは熟し柿を好んで食べます。
シジュウカラ、ヤマガラは、ヒマワリの種を両足で押さえ、くちばしでコツコツつついて皮を剥いで食べますが、最近はパンや熟し柿を食べるようになりました。


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【越冬するアゲハチョウの蛹】
2017.1.3
 庭の食草で育てたアゲハチョウ(キアゲハ・ナミアゲハ・オナガアゲハ・クロアゲハ)が、それぞれ蛹となりましたので、集めたら全部で47個ありました。家の中に置くと、冬期暖房で室温が20度近くなると、蛹は春が来たかと勘違いし、羽化を始める心配があるので、外に出しネット囲いをして保護、管理、越冬させます。暖かい春になったら家の中に入れ、一斉に羽化し、華やかに舞い立つのを見るのが例年の楽しみです。


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【早春の花を見る】
2016.12.19
 年末のこの時期には珍しく暖かい昼下がり、南向きの土手を歩いてみました。足元には可憐なピンクのホトケノザの花、淡いブルーのオオイヌノフグリの花、白く細かなナズナの花、黄色いタンポポの花には、小さな甲虫が乗っているのも見られました。早春に咲くこれらの花々は、これから長い冬に入り、雪にも覆われるでしょうが、どうやって春を待つのか心配になります。


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【仏手柑(ブッシュカン)】
2016.12.22
 友達が柑橘類の仲間の仏手柑(ブッシュカン)なるものを持ってきてくれました。ユニークな形が仏の合掌の手を思わせることからこう名付けられたと言いますが、既に江戸時代から観賞用に、一部愛好家の間で、不老長寿の漢方薬、縁起物として珍重されているとのことです。柑橘類なのに果肉は全くなく食用には不向き、砂糖漬けにすれば珍味というので、撮影のあと砂糖漬けにしました。果たしてどんな珍味になるか楽しみです。


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【特大いちご】
2017.1.1
 お正月にいただいた、真っ赤な特大いちご、Lサイズの卵と並べてもいちごの方が大きく、甘みも市販の物よりずっと甘く美味しかった。Uさんご馳走様でした。(地元いちご園産)


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