自然と友だち


No.99 「猛暑・夏の生きものたち」

 連日の猛暑、さすがに虫たちも日なたを避け、木かげに避難するチョウやトンボの姿も見られました。夏の虫、トンボ、セミ、カブトムシの生きる姿をはじめ、草木の花の様子もとらえました。

撮影・解説:松田邦雄

松田邦雄先生に質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

夏に咲く木の花 野草 高原の草花
サルスベリ キョウチクトウ クサギ キツネノカミソリ ウバユリ ヤブカンゾウ カワラナデシコ オミナエシ キヌガサソウ クルマユリ ニッコウキスゲ ワタスゲ ヒオウギアヤメ カラマツソウ
サルスベリ
キョウチクトウ
クサギ
キツネノカミソリ
ウバユリ
ヤブカンゾウ
カワラナデシコ
オミナエシ
キヌガサソウ
クルマユリ
ニッコウキスゲ
ワタスゲ
ヒオウギアヤメ
カラマツソウ
チョウ
ナガサキアゲハ カラスアゲハ ミヤマカラスアゲハ エルタテハ コムラサキ アサギマダラ ルリタテハ オオウラギンスジヒョウモン サカハチチョウ ヒメキマダラヒカゲ ウラギンシジミ アカボシゴマダラ シャチホコガ モンクロシャチホコ オオミズアオ ウンモンスズメ
ナガサキアゲハ
カラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ
エルタテハ
コムラサキ
アサギマダラ
ルリタテハ
オオウラギンスジヒョウモン
サカハチチョウ
ヒメキマダラヒカゲ
ウラギンシジミ
アカボシゴマダラ
シャチホコガ
モンクロシャチホコ
オオミズアオ
ウンモンスズメ
トンボ
ヤママユ マユ ギンヤンマ 産卵 ヤブヤンマ 産卵 マルタンヤンマ カトリヤンマ 羽化 カトリヤンマ オニヤンマ コオニヤンマ ウチワヤンマ
ヤママユ
マユ
ギンヤンマ 産卵
ヤブヤンマ 産卵
マルタンヤンマ カトリヤンマ 羽化
カトリヤンマ
オニヤンマ
コオニヤンマ
ウチワヤンマ
トンボ セミ 甲虫
ヒメアカネ リスアカネ チョウトンボ ハグロトンボ ヒメハルゼミ アブラゼミ ニイニイゼミ ミンミンゼミ ツクツクボウシ カブトムシ ノコギリクワガタ ガムシ カナブン アオオサムシ ヘイケボタル
ヒメアカネ
リスアカネ
チョウトンボ
ハグロトンボ
ヒメハルゼミ
アブラゼミ
ニイニイゼミ
ミンミンゼミ
ツクツクボウシ
カブトムシ
ノコギリクワガタ
ガムシ
カナブン
アオオサムシ
ヘイケボタル
甲虫
カマキリとバッタ オオアメンボ
カマキリとバッタ
オオアメンボ



 





夏に咲く木の花

サルスベリ
キョウチクトウ
クサギ
サルスベリ キョウチクトウ クサギ
撮影日: サルスベリ
キョウチクトウ
クサギ
2012年8月15日
2012年8月7日
2012年8月7日
 撮影場所: 東京都千代田区北の丸公園
 真夏の光に映えるサルスベリ、キョウチクトウ、クサギなどの木の花がよく見られます。

 

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野草

キツネノカミソリ
ウバユリ
ヤブカンゾウ
キツネノカミソリ ウバユリ ヤブカンゾウ
撮影日: キツネノカミソリ
ウバユリ
ヤブカンゾウ
2012年8月12日
2012年8月9日
2012年8月9日
 撮影場所: 東京都練馬区大泉町
長野県大町市
長野県大町市
 ヒガンバナの仲間で、ヒガンバナより1か月ほど早く林の中に咲くキツネノカミソリ、白いユリの花をたくさん咲かせるウバユリ、オレンジ色のヤブカンゾウなどが晩夏の野を飾っていました。

 

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カワラナデシコ
オミナエシ
カワラナデシコ オミナエシ
撮影日: 2012年8月1日  撮影場所: 千葉県館山市
 晩夏の草原で美しいカワラナデシコ、黄色い小さな花をたくさんつけたオミナエシを見つけました。

 

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高原の草花

キヌガサソウ
クルマユリ
ニッコウキスゲ
キヌガサソウ クルマユリ ニッコウキスゲ
撮影日: 2012年8月9日  撮影場所: 長野県栂池高原
 信州の栂池(つがいけ)高原では、ふだん見慣れない高原の花が咲いていました。
 一面に色とりどり咲く高原の花、さわやかな風がわたり、心も和みます。

 

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ワタスゲ
ヒオウギアヤメ
カラマツソウ
ワタスゲ ヒオウギアヤメ カラマツソウ
撮影日: 2012年8月9日  撮影場所: 長野県栂池高原
 まるで綿毛のようなワタスゲ、紫の色鮮やかなヒオウギアヤメ、細かい白い花がいっぱいのカラマツソウ、・・・高原の花がいっぱいでした。

 

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チョウ

ナガサキアゲハ
カラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ
ナガサキアゲハ カラスアゲハ ミヤマカラスアゲハ
撮影日: ナガサキアゲハ
カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハ
2012年8月2日
2012年8月10日
 撮影場所: 千葉県館山市
長野県安曇野
 南の館山では、大型のナガサキアゲハ(メス)に出会いました。
 また、信州の高原の水たまりのある山路では、カラスアゲハ(左)とミヤマカラスアゲハ(右)が吸水していました。

 

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エルタテハ
コムラサキ
アサギマダラ
エルタテハ コムラサキ アサギマダラ
撮影日: エルタテハ
コムラサキ
アサギマダラ
2012年8月8日
2012年8月10日
2012年8月9日
 撮影場所: 長野県安曇野
長野県安曇野
長野県栂池高原
 高地でのみ見られるエルタテハも石垣にとまり、はねをいっぱいに開いてくれました。
 コムラサキがさっと飛来して車にとまりました。
 ヒヨドリバナにはまるで夢のチョウのように、美しいアサギマダラが吸密していました。

 

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ルリタテハ
オオウラギンスジヒョウモン
サカハチチョウ
ヒメキマダラヒカゲ
ルリタテハ オオウラギンスジヒョウモン サカハチチョウ ヒメキマダラヒカゲ
撮影日: ルリタテハ
オオウラギンスジヒョウモン
サカハチチョウ
ヒメキマダラヒカゲ
2012年8月8日
2012年8月9日
2012年8月9日
2012年8月9日
 撮影場所: 長野県安曇野
長野県大町市
長野県栂池高原
長野県栂池高原
 ルリタテハはふつうクヌギなどの樹液のところで見かけますが、なんとヒマワリの花を訪れていました。
 ブッドレアーの花には、オオウラギンスジヒョウモン、山道の葉上には、サカハチチョウがはねをひろげて美しい模様を見せてくれました。
 ヒヨドリバナの花上で吸密中のヒメキマダラヒカゲの姿も見られました。

 

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ウラギンシジミ
アカボシゴマダラ
ウラギンシジミ アカボシゴマダラ
撮影日: ウラギンシジミ
アカボシゴマダラ
2012年8月3日
2012年8月5日
 撮影場所: 東京都青梅市
東京都練馬区石神井公園
 ウラギンシジミがさかんに飛びまわっては、なにかにとまり、じっとしていました。なんとミミズの死体にとまって吸汁していました。
 最近よく見かける中国からの移入種とみられるアカボシゴマダラも葉上にはねをひろげて休んでいました。

 

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シャチホコガ
モンクロシャチホコ
オオミズアオ
ウンモンスズメ
シャチホコガ モンクロシャチホコ オオミズアオ ウンモンスズメ
撮影日: シャチホコガ
モンクロシャチホコ
オオミズアオ
ウンモンスズメ
2012年8月12日
2012年8月12日
2012年8月2日
2012年8月3日
 撮影場所: 東京都練馬区大泉町
東京都練馬区大泉町
千葉県館山市
千葉県館山市
 木の幹にぴったりはりついていたのは、シャチホコガでした。また、金網にぴたっと静止していたのは、モンクロシャチホコでした。ガは昼はこのように静止している種類が多く、夜には灯りのまわりにオオミズアオやウンモンスズメなど大きなガも飛びまわっています。

 

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ヤママユ
マユ
ヤママユ マユ
撮影日: 2012年8月10日  撮影場所: 長野県安曇野
 信州では、天蚕(てんさん)農家といって、野生のヤママユを飼って淡緑黄色の美しい大きなまゆをとって、美しい織物などをつくって売っている方がいました。まさに日本の伝統文化です。

 

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トンボ

ギンヤンマ 産卵
ヤブヤンマ 産卵
ギンヤンマ 産卵 ヤブヤンマ 産卵
撮影日: 2012年8月1日
2012年8月2日
 撮影場所: 千葉県館山市
千葉県内浦
 夏には多くのトンボが見られます。なかでも大型のヤンマは人気が高いです。田んぼでギンヤンマのおすめすが連結しながらスイレンの葉に産卵している姿を発見!!また、山中の小さな池のまわりの石についているコケに産卵中のヤブヤンマも発見。シャッターを切りました。

 

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マルタンヤンマ
マルタンヤンマ
撮影日: 2012年8月5日  撮影場所: 東京都練馬区石神井公園
 なんと美しいヤンマ!!青く光る大きな目、胸部の鮮やかな青、池畔の木の枝にじっと静止していたのは、珍種マルタンヤンマのオスでした。

 

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カトリヤンマ 羽化
カトリヤンマ
カトリヤンマ 羽化 カトリヤンマ
撮影日: 2012年8月1日
2012年8月2日
 撮影場所: 千葉県館山市
 館山のトンボ少年・齋藤舜貴君は、家の玄関に置いた水槽でたくさんのヤゴを飼っていました。夜中にカトリヤンマが羽化しました。翌朝、カトリヤンマを屋外に放すと・・・近くの木の枝にとまりました。さっそく近づいてシャッターを切りました。

 

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オニヤンマ
コオニヤンマ
ウチワヤンマ
オニヤンマ コオニヤンマ ウチワヤンマ
撮影日: オニヤンマ
コオニヤンマ
ウチワヤンマ
2012年8月10日
2012年8月3日
2012年7月31日
 撮影場所: 長野県安曇野
東京都青梅市
東京都千代田区北の丸公園
 日本最大のヤンマは、黒と黄の鮮やかなオニヤンマです。すっと目の前をよぎり、草にぶらさがるようにとまりました。
 コオニヤンマはヤンマの仲間とはちがい、サナエトンボの仲間です。石の上にはうようにとまっていました。
 やはり、ヤンマと名がついているけれど、木の枝の上に水平にとまっているウチワヤンマです。
 トンボは種類によって、とまり方が決まっているようです。

 

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ヒメアカネ
リスアカネ
ヒメアカネ リスアカネ
撮影日: 2012年8月3日
2012年8月4日
 撮影場所: 東京都青梅市
埼玉県秋ヶ瀬公園
 これはたいへん稀な種類のヒメアカネに出会いました。とても小型のアカネトンボの仲間です。
 森の木の枝のうえにリスアカネを発見しました。

 

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チョウトンボ
ハグロトンボ
チョウトンボ ハグロトンボ
撮影日: チョウトンボ
ハグロトンボ
2012年8月5日
2012年8月2日
 撮影場所: 東京都練馬区石神井公園
千葉県養老川
 トンボのはねは、透明なのが普通ですが、黒いはねのトンボもいます。まるでチョウのようにひらひらと黒いはねをひらめかせて舞うチョウトンボ、川辺の砂地に黒いはねと青い体を光らせてとまるハグロトンボなどです。

 

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セミ

ヒメハルゼミ
アブラゼミ
ニイニイゼミ
ミンミンゼミ
ツクツクボウシ
ヒメハルゼミ アブラゼミ ニイニイゼミ ミンミンゼミ ツクツクボウシ
撮影日: ヒメハルゼミ
アブラゼミ
ニイニイゼミ
ミンミンゼミ
ツクツクボウシ
2012年8月2日
2012年8月15日
2012年8月7日
2012年8月7日
2012年8月15日
 撮影場所: 千葉県内浦
東京都千代田区北の丸公園
東京都千代田区北の丸公園
東京都千代田区北の丸公園
東京都千代田区北の丸公園
 夏の虫、セミの声はかなり遠くまで響いてきます。千葉では、ヒメハルゼミを見つけました。アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声はどこでも聞かれました。

 

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甲虫

カブトムシ
ノコギリクワガタ
ガムシ
カナブン
カブトムシ ノコギリクワガタ ガムシ カナブン
撮影日: カブトムシ
ノコギリクワガタ
ガムシ
カナブン
2012年8月12日
2012年8月12日
2012年8月2日
2012年8月12日
 撮影場所: 東京都練馬区大泉町
東京都練馬区大泉町
千葉県館山市
東京都練馬区大泉町
 夏の虫の王様、カブトムシ・クワガタは子どもにも大人にも大人気です。近くのクヌギの木でカブトムシ、ノコギリクワガタに出会えました。
 木の樹液にはカナブンも集まっていました。夜の燈火に水生昆虫のガムシが来ていました。

 

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アオオサムシ
ヘイケボタル
アオオサムシ ヘイケボタル
撮影日: 2012年8月2日  撮影場所: 千葉県館山市
 アオオサムシという甲虫がいます。緑色をしているのがふつうですが、千葉の館山では、赤味を帯びたアオオサムシを見つけました。夜間車を走らせていたら、林のなかになんとホタルのあかりが・・・ヘイケボタルの灯りでした。

 

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カマキリとバッタ
オオアメンボ
カマキリとバッタ オオアメンボ
撮影日: 2012年8月3日  撮影場所: 東京都青梅市
 ススキの葉になんと3匹のバッタが・・・。ところが、これはバッタの死体で、カビにやられて死んでいました。そこへコカマキリがエサ発見とばかりに近づきましたが、動かない死体に気づいたのか、おそうことはありませんでした。カマキリは動くえさしかとらえません。
 池には大型のオオアメンボを見つけました。

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