自然と友だち


No.79 「卯歳新春」

 新しい年、平成23(2011)年になりました。明けましておめでとうございます。今年は卯歳。まさにやさしく、たくましく、飛躍の年にしたいものです。メールマガジンも7年めに入り、読者の方も9千人を超えました。多くの方に楽しんでいただけるよう、リアルタイムの自然の姿をお送りしたいと考えています。
 どうぞよろしくお願い申しあげます。

撮影・解説:松田邦雄

松田邦雄先生に質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

今年の顔 正月の花
ドイツウサギ ロウバイ ハクバイ コウバイ センリョウ マンリョウ ユッカラン
ウサギ ロウバイ ハクバイ
コウバイ
センリョウ
マンリョウ
ユッカラン
正月の花 正月の紅葉 越冬中の虫
プラタナス(スズカケ) フウ しも柱 ゴマダラチョウ幼虫 ムラサキツバメ成虫 オオカマキリ卵のう ヨコヅナサシガメ幼虫
プラタナス(スズカケ) フウ しも柱 ゴマダラチョウ幼虫
ムラサキツバメ成虫
オオカマキリ卵のう
ヨコヅナサシガメ幼虫
冬の野鳥
コハクチョウ オナガガモ カモメ オオバン ハシビロガモ ユリカモメ オナガ ツグミ ジョウビタキ
コハクチョウ オナガガモ
カモメ
オオバン
ハシビロガモ
ユリカモメ
オナガ ツグミ
ジョウビタキ
冬の野鳥
コゲラ
コゲラ



 





今年の顔

ウサギ
ドイツウサギ
撮影日: 野ウサギ
ウサギ
1987年夏
2010年12月22日
 撮影場所: ドイツ・デュッセルドルフ
東京都渋谷区
 このウサギはドイツの野に住む野生のウサギでKaninchen(カニーンヒェン)と呼ばれています。野ウサギは、日本の野山にもいますが、なかなか見られません。学校などで飼育されているウサギはよく見られますね。土の中に穴を掘るのが得意です。

 

▲写真を選ぶ▲


正月の花

ロウバイ
ロウバイ
撮影日: 2011年1月1日  撮影場所: 埼玉県川越市
 元旦の初詣で、ロウバイの黄色い花を見つけました。とてもよい香りがしました。まるでろうでつくった花のような感じの花で、この名があります。ぜひロウバイを見つけてみましょう。

 

▲写真を選ぶ▲


ハクバイ
コウバイ
ハクバイ コウバイ
撮影日: ハクバイ
コウバイ
2011年1月2日
2010年12月22日
 撮影場所: 埼玉県朝霞市
東京都渋谷区
 正月の朝、早くもハクバイとコウバイの花がポツンポツンと咲き始めていました。今年の満開はいつ頃になるか予想してみましょう。

 

▲写真を選ぶ▲


センリョウ
マンリョウ
センリョウ マンリョウ
撮影日: 2010年12月22日  撮影場所: 東京都渋谷区
 千両、万両と、とても景気のいい名のついた植物です。赤い実がどちらにもついていますが、実のつき方がちがいます。よく比べてみましょう。

 

▲写真を選ぶ▲


ユッカラン
ユッカラン
撮影日: 2010年12月22日  撮影場所: 東京都千代田区
 冬の町中で大きな真っ白いユッカラン(キミガヨラン)が目立ちました。葉の先は鋭い針のようにとがっていますので気をつけましょう。

 

▲写真を選ぶ▲


プラタナス(スズカケ)
プラタナス(スズカケ)
撮影日: 2010年12月22日  撮影場所: 東京都渋谷区
 冬の空にすっかり葉を落としたプラタナスの木の枝に丸い実がたくさんぶらさがっています。まるでスズのようなので、和名ではスズカケといいます。

 

▲写真を選ぶ▲


正月の紅葉

フウ
フウ
撮影日: 2011年1月2日  撮影場所: 埼玉県朝霞市
 今年の正月、東京近郊は風もなく、おだやかな晴れ。朝の散歩で公園の中にみごとな紅葉を見つけました。カエデの仲間であるフウの木の葉は、まだ散らずに赤く輝いていました。

 

▲写真を選ぶ▲


しも柱
しも柱
撮影日: 2011年1月2日  撮影場所: 埼玉県朝霞市
 地面は冷え込み、土中の水分が凍りながら土をもちあげ、見事なしも柱が見られました。早朝の気温は3℃くらいでした。

 

▲写真を選ぶ▲


越冬中の虫

ゴマダラチョウ幼虫
ムラサキツバメ成虫
ゴマダラチョウ幼虫 ムラサキツバメ成虫
撮影日: ゴマダラチョウ幼虫
ムラサキツバメ成虫
2010年12月24日
2010年12月19日
 撮影場所: 埼玉県朝霞市
東京都東大和市
ムラサキツバメ撮影者:前川峻
 虫たちはすっかり冬越しの状態に入っています。エノキの大木の木札をめくると枯れ葉にぴったりとくっついたゴマダラチョウの幼虫発見!!さらに根元の木の株の裂け目にたまった枯れ葉でもゴマダラチョウの幼虫を見つけました。ゴマダラチョウの幼虫は、ふつう木の根元の土上で見られますが、根元の葉は、風などで吹き飛ばされてしまっていました。
 葉の上でじっとしているのは、なんとムラサキツバメ(成虫)です。はたして無事に越冬できるのでしょうか?

 

▲写真を選ぶ▲


オオカマキリ卵のう
ヨコヅナサシガメ幼虫
オオカマキリ卵のう ヨコヅナサシガメ幼虫
撮影日: オオカマキリ卵のう
ヨコヅナサシガメ幼虫<
2011年1月3日
2011年1月4日
 撮影場所: 埼玉県朝霞市
 今冬は、カマキリの卵がなかなか見つかりませんでした。ところが、なんと4〜5メートルもの高い木の枝でオオカマキリの卵のうを発見。おどろきました。
 木の皮に黒く小さな虫の集団発見。これは、ヨコヅナサシガメの幼虫です。この木にはコゲラやシジュウガラが来ているのですが、果たして食べられないのかな?

 

▲写真を選ぶ▲


冬の野鳥

コハクチョウ
コハクチョウ
撮影日: 2011年1月2日  撮影場所: 埼玉県比企郡川島町越辺川
 真っ白な冬の使者、コハクチョウがはるばる数千キロも離れた北国から埼玉県の川島町越辺川に飛来してきたことを知り、行ってみました。六十羽ほどのコハクチョウがカモたちとともに群れていました。えさをとる姿、泳ぐ姿、寝ている姿、飛ぶ姿・・・カメラにおさめながら、のんびりしたひとときをハクチョウとともに過ごしました。

 

▲写真を選ぶ▲


オナガガモ
カモメ
オオバン
オナガガモ カモメ オオバン
撮影日: 2011年1月2日  撮影場所: 埼玉県比企郡川島町越辺川
 コハクチョウのそばでは、オナガガモ、コガモの群れが泳いでいました。カモメが一羽だけその近くで見られました。オオバンの群れも泳いできました。

 

▲写真を選ぶ▲


ハシビロガモ
ユリカモメ
ハシビロガモ ユリカモメ
撮影日: 2010年12月22日  撮影場所: 東京都千代田区北の丸公園
 都会の公園の堀には、ハシビロガモがたくさん群れて泳いでいました。こんなにたくさん冬の使者が北国からはるばる飛来していました。ビルの屋上には、ユリカモメが日光浴していました。

 

▲写真を選ぶ▲


オナガ
オナガ
撮影日: 2010年12月22日  撮影場所: 東京都渋谷区
 テレビのアンテナに次々とオナガが飛んできては、とまりました。姿のわりには、ギャーギャーという、あまりきれいではない声を発していました。

 

▲写真を選ぶ▲


ツグミ
ジョウビタキ
ツグミ ジョウビタキ
撮影日: 2011年1月3日  撮影場所: 埼玉県朝霞市
 冬の使者はカモだけではなく、ツグミもジョウビタキも冬限定の野鳥です。ついに今冬もツグミとジョウビタキに出会うことができました。ぜひ、みなさんもさがしてみましょう。

 

▲写真を選ぶ▲


コゲラ
コゲラ
撮影日: 2011年1月3日  撮影場所: 埼玉県朝霞市
 木の幹にとまって、しきりに木につついているのは、キツツキの仲間でコゲラです。木の中の虫を食べます。一番小さなキツツキなのでジャパニーズピグミーウッドペッカーともいわれます。

▲写真を選ぶ▲





『自然と友だち』バックナンバーはこちら
『北の丸公園の自然HP』バックナンバーはこちら
『自然との出会いHP』バックナンバーはこちら




このサイトのすべての画像・記事について、無断使用・転載を禁止します。
Copyright (C)2007 Science Museum Tokyo, ALL RIGHTS RESERVED.