自然と友だち


No.68 「夏の虫2」

 いよいよ梅雨明け。本格的な夏がやってきました。夏の虫たちも続々と登場し、夏休みにも入り、親子で虫たちとの出会いの機会も多くなってきました。ぜひご家族でフィールドへ出て、自然と交わり、発見の喜びを味わいましょう。

撮影・解説:松田邦雄

松田邦雄先生に質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

夏の花 甲虫 トンボ
ハマユウ(ハマオモト) アベリア(ハナゾノツクバネウヅキ) クルミ ノコギリソウ カブトムシ コクワガタ カナブン ルリボシカミキリ コヤマトンボ ヨツボシトンボ ハグロトンボ
ハマユウ(ハマオモト)
アベリア(ハナゾノツクバネウヅキ)
クルミ
ノコギリソウ
カブトムシ
コクワガタ
カナブン
ルリボシカミキリ
コヤマトンボ
ヨツボシトンボ
ハグロトンボ
トンボ チョウ
ホソミオツネントンボ ヘビトンボ ミヤマカラスアゲハ ナガサキアゲハ アオスジアゲハ ナミアゲハ ジャノメチョウ クロヒカゲ オオムラサキ
ホソミオツネントンボ
ヘビトンボ
ミヤマカラスアゲハ
ナガサキアゲハ
アオスジアゲハ
ナミアゲハ
ジャノメチョウ
クロヒカゲ
オオムラサキ
チョウ カメムシ
オオムラサキ ウラギンヒョウモン ミドリヒョウモン ツマグロヒョウモン トラフシジミ ミヤマカラスシジミ クルマスズメ ホタルガ トンボエダシャク クチブトカメムシ ハサミツノカメムシ
オオムラサキ ウラギンヒョウモン
ミドリヒョウモン
ツマグロヒョウモン
トラフシジミ
ミヤマカラスシジミ
クルマスズメ
ホタルガ
トンボエダシャク
クチブトカメムシ
ハサミツノカメムシ
カマキリやバッタの仲間
ヤブキリ オオカマキリ ナナフシ
ヤブキリ
オオカマキリ
ナナフシ

 




 





夏の花

ハマユウ(ハマオモト)
アベリア(ハナゾノツクバネウヅキ)
ハマユウ(ハマオモト) アベリア(ハナゾノツクバネウヅキ)
撮影日: ハマユウ(ハマオモト)
アベリア
(ハナゾノツクバネウヅキ)
2010年6月29日
2010年7月3日
 撮影場所: 東京都渋谷区
東京都千代田区北の丸公園
 白色の花では、一見ユリの花のようなハマユウです。ヒガンバナ科の花で南方系です。
 また、垣根にも植えられているアベリアの白い小さな花がいっぱいに咲き、虫たちをひきつけます。

 

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クルミ
ノコギリソウ
クルミ ノコギリソウ
撮影日: 2010年7月2日  撮影場所:山梨県北杜市
 山道では、クルミの木をよく見かけます。大きなクルミの実がなっています。ネズミやリスはクルミの実が大好きで、山道に割られたクルミの実が落ちています。
 葉がノコギリのようにギザギザのノコギリソウも赤やピンクの花をつけていました。

 

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甲虫

カブトムシ
コクワガタ
カブトムシ コクワガタ
撮影日: 2010年7月11日  撮影場所: 山梨県北杜市
 いよいよ夏の虫の王者、子どもたちに大人気のカブトムシやクワガタの登場です。クヌギなどの雑木林に行くと、樹液の匂いがします。カブトムシやクワガタの食堂です。

 

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カナブン
ルリボシカミキリ
カナブン ルリボシカミキリ
撮影日: 2010年7月11日  撮影場所: 山梨県北杜市
 樹液の出ているところでは、カナブンもたくさん見つかりました。カナブンも個体によっていろいろな色のものが見つかります。
 材木置き場などでは、美しいルリボシカミキリが見つかります。

 

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トンボ

コヤマトンボ
ヨツボシトンボ
ハグロトンボ
コヤマトンボ ヨツボシトンボ ハグロトンボ
撮影日: コヤマトンボ
ヨツボシトンボ
ハグロトンボ
2010年7月11日
2010年7月2日
2010年7月11日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 山のきれいな渓流に住む、コヤマトンボを見つけました。
 また、めずらしいヨツボシトンボも発見。カメラにおさめました。
 羽が黒い、身体の細いハグロトンボも川沿いの草地で見られました。

 

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ホソミオツネントンボ
ヘビトンボ
ホソミオツネントンボ ヘビトンボ
撮影日: ホソミオツネントンボ
ヘビトンボ
2010年7月11日
2010年7月2日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 体の細い小さなイトトンボの仲間で、冬を成虫で越すホソミオツネントンボも見つけました。越冬後は青色に変化します。
 トンボではありませんが、幼虫は渓流に住むマゴタロウムシの成虫、ヘビトンボが壁についていました。

 

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チョウ

ミヤマカラスアゲハ
ナガサキアゲハ
ミヤマカラスアゲハ ナガサキアゲハ
撮影日: 2010年7月8日  撮影場所: 東京都千代田区北の丸公園
 大きなアゲハチョウの仲間で、美しいミヤマカラスアゲハは、ふつう山地で見られますが、なんと東京の都心の北の丸公園で見つかりました。
 南方のチョウ、ナガサキアゲハは、もう東京ではふつうに見られるチョウになりつつあります。

 

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アオスジアゲハ
ナミアゲハ
アオスジアゲハ ナミアゲハ
撮影日: アオスジアゲハ
ナミアゲハ
2010年6月29日
2010年7月5日
 撮影場所: 東京都渋谷区
 ヤブガラシの花に次々に訪れるチョウは、アオスジアゲハ、ナミアゲハです。ヤブガラシの花を見つけたらそこで待っていれば、きっとアゲハチョウたちがやってくるでしょう。

 

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ジャノメチョウ
クロヒカゲ
ジャノメチョウ クロヒカゲ
撮影日: 2010年7月2日  撮影場所: 山梨県北杜市
 蛇の目紋のある、少し大型のジャノメチョウも夏の野に出現してきました。
 林の中では、黒いクロヒカゲもよく見られます。

 

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オオムラサキ
オオムラサキ
撮影日: オオムラサキ
オオムラサキ看板
2010年7月11日
2010年7月2日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 日本の国蝶に指定されているオオムラサキも、夏の野をさっそうと飛んでいます。しかし、花には訪れず雑木林の樹液が好物です。カブトムシやスズメバチなどに交じって樹液を吸っています。

 

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オオムラサキ
オオムラサキ
撮影日: 2010年7月17日  撮影場所: 東京都八王子市高尾山
 国蝶オオムラサキは現在でも東京西部の八王子市高尾山周辺では健在で、7月〜8月にかけては、雑木林などでその姿が見られます。
 高尾山の山道でけものの糞(ふん)にとまって時々はねを開閉し、その美しい紫の輝きをみせてくれました。また山頂のコナラの木の上でも紫の輝きをみることができました。

 

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ウラギンヒョウモン
ミドリヒョウモン
ツマグロヒョウモン
ウラギンヒョウモン ミドリヒョウモン ツマグロヒョウモン
撮影日: ウラギンヒョウモン
ミドリヒョウモン
ツマグロヒョウモン
2010年7月2日
2010年7月2日
2010年7月3日
 撮影場所: 山梨県北杜市
山梨県北杜市
東京都渋谷区
 タテハチョウの仲間でヒョウのような紋をもつ、ヒョウモンチョウもいろいろな種類があります。
 裏面の銀の紋のあるウラギンヒョウモン、緑色が輝くミドリヒョウモン、そして南方系で1年中発生しているツマグロヒョウモンもよく見られます。

 

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トラフシジミ
ミヤマカラスシジミ
トラフシジミ ミヤマカラスシジミ
撮影日: トラフシジミ
ミヤマカラスシジミ
2010年7月4日
2010年7月11日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 小型のシジミチョウの仲間でも、ふつうはあまり目にしない種類で、裏面が虎符もようのトラフシジミです。山地では、ミヤマカラスシジミも見つけました。

 

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クルマスズメ
ホタルガ
トンボエダシャク
クルマスズメ ホタルガ トンボエダシャク
撮影日: クルマスズメ
ホタルガ
トンボエダシャク
2010年7月12日
2010年7月12日
2010年7月11日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 ガもいろいろ出現しています。体の太いスズメガは、夜は電灯に飛来し、昼はじっと静止していました。ホタルガは、昼活動するマダラガの仲間です。
 トンボエダシャクは、あのシャクトリムシの成虫で、やはり昼間に活動します。

 

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カメムシ

クチブトカメムシ
ハサミツノカメムシ
クチブトカメムシ ハサミツノカメムシ
撮影日: クチブトカメムシ
ハサミツノカメムシ
2010年7月2日
2010年7月4日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 なんと、毛虫(マイマイガの幼虫)に小さなカメムシが、針の口をさし込み、体液を吸っているのを発見し、驚きました。また、角のあるハサミツノカメムシも木の幹を歩いて、えさをさがしているようでした。

 

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カマキリやバッタの仲間

ヤブキリ
オオカマキリ
ナナフシ
ヤブキリ オオカマキリ ナナフシ
撮影日: ヤブキリ
オオカマキリ
ナナフシ
2010年7月2日
2010年6月26日
2010年7月2日
 撮影場所: 山梨県北杜市
 カマキリやバッタの仲間は、まだ育っている最中の幼虫ですが、親と同じような形をしています。脱皮をするごとに大きくなり、成虫になると、はねも立派になります。
 ナナフシも木の葉のうえでかなり大きくなっていました。

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