自然と友だち


No.41 「対馬の生きものとの出会い」

 長崎県の離島、対馬は、韓国の釜山からわずか50kmのところにある島です。大昔は大陸と陸続きであった時代があり、特異な生物がみられます。
 対馬にのみ産するツシマウラボシシジミや、有名なツシマヤマネコにも会いたくて、対馬の自然探訪の旅をしてきました。

撮影・解説:松田邦雄

松田邦雄先生に質問やメッセージをどうぞ。
http://www3.jsf.or.jp/mlmaster/



 

対馬へのみち対馬の蝶たち
北アルプス 中央アルプス 南アルプス ツシマウラボシシジミ アオスジアゲハ クロアゲハ カラスアゲハ イシカゲチョウ ヒメアカタテハ
北アルプス
中央アルプス
南アルプス
ツシマウラボシシジミ アオスジアゲハ
クロアゲハ
カラスアゲハ
イシガケチョウ
ヒメアカタテハ
甲虫 キリギリス・クモ サンショウウオ・カエル
ツシマカブリモドキ ハンミョウ オオヒラタシデムシ ツシマフトギス アシダカグモ アムールカナヘビ ツシマナメクジ ツシマサンショウウオ チョウセンヤマアカガエル
ツシマカブリモドキ
ハンミョウ
オオヒラタシデムシ
ツシマフトギス
アシダカグモ
アムールカナヘビ
ツシマナメクジ
ツシマサンショウウオ
チョウセンヤマアカガエル
野鳥たち ツシマヤマネコ
トビ コウライキジ ヤマガラ ホオジロ ダイサギ コサギ チュウサギ アオサギ ツシマヤマネコ
トビ
コウライキジ
ヤマガラ
ホオジロ
ダイサギ
コサギ
チュウサギ
アオサギ
ツシマヤマネコ

 




 





対馬へのみち

北アルプス 中央アルプス 南アルプス
北アルプス 中央アルプス 南アルプス
撮影日:2009年5月20日
 撮影場所: 航空機内
 羽田空港を離陸してしばらくすると、雲をいだいた南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山々が見えてきました。いよいよこれから対馬での自然との出会いを楽しみに、福岡空港を経て、一路、対馬やまねこ空港へと心もはずみました。

 

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対馬の蝶たち

ツシマウラボシシジミ
ツシマウラボシシジミ
撮影日:2009年5月20日  撮影場所:長崎県対馬市
 この蝶は、対馬のみ生息している希少種です。私は日本産すべての蝶の生息写真を撮る夢を抱き、この蝶を求めて対馬へ来たのです。そして、ついに佐須奈というところでこの蝶に出会い、撮影に成功しました。251種目です。

 

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アオスジアゲハ クロアゲハ カラスアゲハ
アオスジアゲハ クロアゲハ カラスアゲハ
撮影日:2009年5月22日  撮影場所:長崎県対馬市
 対馬には、いろいろなアゲハチョウの仲間が数多くいます。アザミの花に集まり、舞っていました。

 

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イシガケチョウ ヒメアカタテハ
イシカゲチョウ ヒメアカタテハ
撮影日:2009年5月22日  撮影場所:長崎県対馬市
 タテハチョウの仲間では、南方系の蝶、イシガケチョウにも出会いました。白地に細かいすじが入り、まるで地図のようです。石垣にも似ていることから、この名がついたようです。
 ヒメアカタテハも元気よく飛びまわっていました。

 

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甲虫

ツシマカブリモドキ ハンミョウ オオヒラタシデムシ
ツシマカブリモドキ  ハンミョウ  オオヒラタシデムシ
撮影日:ツシマカブリモドキ
ハンミョウ
オオヒラタシデムシ
2009年5月20日
2009年5月22日
2009年5月21日
 撮影場所:長崎県対馬市
 はねのかたい甲虫の仲間では、対馬特産のツシマカブリモドキが有名です。運よくカメラにおさめることができました。
 山道には、美しいハンミョウがいました。近寄ると、先へ先へと飛んでいきます。道案内のようなので「道おしえ」の別名もあります。
 モグラの死体には、オオヒラタシデムシやハエが集まっていました。

 

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キリギリス・クモ

ツシマフトギス アシダカグモ
ツシマフトギス  アシダカグモ
撮影日:ツシマフトギス
アシダカグモ
2009年5月21日
2009年5月22日
 撮影場所:長崎県対馬市
 対馬特産のツシマフトギスという、キリギリスの仲間の幼虫も見つけました。
 また、地面をはう大きなクモ、アシダカグモを見つけました。

 

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アムールカナヘビ ツシマナメクジ
アムールカナヘビ ツシマナメクジ
撮影日:2009年5月22日  撮影場所:長崎県対馬市
 カナヘビも見つけました。これは対馬にのみ生息するトカゲです。また対馬特産のウニのような色をしたツシマナメクジも見つかりました。

 

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サンショウウオ・カエル

ツシマサンショウウオ チョウセンヤマアカガエル
ツシマサンショウウオ チョウセンヤマアカガエル
撮影日:2009年5月21日  撮影場所:長崎県対馬市
 これも対馬特産のツシマサンショウウオです。また、チョウセンヤマアカガエルも、対馬野生生物保護センターで、カメラにおさめさせていただきました。

 

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野鳥たち

トビ コウライキジ
トビ コウライキジ
撮影日:トビ
コウライキジ
2009年5月22日
2009年5月20日
 撮影場所:長崎県対馬市
 海辺の空をゆうゆうと舞う、トビの群れに出会いました。獲物を見つけると、急降下してきます。
 対馬特産のコウライキジにも出会いました。車の前にいきなり現れたので、あわててシャッターをきりました。とても美しいキジです。

 

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ヤマガラ ホオジロ
ヤマガラ ホオジロ
撮影日:ヤマガラ
ホオジロ
2009年5月21日
2009年5月22日
 撮影場所:長崎県対馬市
 木の上でさえずっていたのは、ヤマガラでした。
 また、電線のうえでさえずっていたのは、ホオジロでした。あたりいっぱいに美声をひびかせ、きっとメスにアピールしているのでしょう。

 

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ダイサギ コサギ チュウサギ アオサギ
ダイサギ コサギ チュウサギ アオサギ
撮影日:ダイサギ
コサギ チュウサギ
アオサギ
2009年5月21日
2009年5月22日
2009年5月22日
 撮影場所:長崎県対馬市
 田んぼでは、サギの群れを見つけました。白いサギでも、ダイサギ、コサギ、チュウサギの3種類が仲よくいました。また、少し青いアオサギもまじっていました。

 

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ツシマヤマネコ

ツシマヤマネコ
ツシマヤマネコ
撮影日:2009年5月20日  撮影場所:長崎県対馬市
 これは、ほんもののツシマヤマネコです。あまりに有名なヤマネコです。長野県対馬にだけ生息している野生のネコで、国の天然記念物にも指定されています。
 調査の結果では、現在80〜110頭くらいと減少傾向にあり、絶滅の恐れがあるので、島をあげての保護活動が展開されています。この写真は、対馬野生生物保護センターで保護飼育されているツシマヤマネコです。

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