モンキチョウ | |||||
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何事も初というのは嬉しいものです。 初雪、花の初咲…等々、心おどります。 ましてや冬をのりこえ、早春の野で初蝶を見つけたとき…その舞う姿をいつまでも見守ります。 みなさんは菜の花に訪れるモンシロチョウを想像することでしょう。ところがモンシロチョウより一足早く、2月下旬から川沿いの草地などで見られるのはモンキチョウです。昔はオツネンチョウとも言われ、成虫で冬越しするものと思われていたのですが、実は幼虫で越年し冬でも暖かい日にはシロツメクサやレンゲの葉を食べて成長し蛹化し、早春に羽化するのです。 |
モンシロチョウ ベニシジミ キタテハ |
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モンキチョウに続いて、いよいよモンシロチョウが蛹から羽化してきました。続いてベニシジミも羽化しました。 成虫で越冬したキタテハも、無事越冬を喜ぶかのようにはねを少しひろげ日向ぼっこをしていました。 |
アケビコノハ | ||||
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3月6日は暦の上では啓蟄で、虫たちが目覚め動き出す…と言われていますが、その日の気温が低ければ(10℃以下)日が照っていても虫の姿は見当たりません。 ところがその次の日、私はコンビニの店先の路上で、まるで木の葉が落ちているような…アケビコノハという蛾を発見…アケビコノハは成虫の姿でどこかにかくれて越冬するのです。その名のように閉じたはねは木の葉のようです。 下ばねはなんと鮮やかな黄色が目立ちます。 |
アズマヒキガエル 目覚め | |||||
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2月28日が気温が高かったので、アズマヒキガエルも目覚めて早くも池に卵塊が見られました。しかし3月に入って寒い日が続いているのでカエルの姿が見られませんでした。 |
コイ | ||||
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川の中では、コイの群れがゆうゆうと泳いでいるのを見つけました。 また、水中で水しぶきが上がり、コイの産卵が始まったようです。 |
カワヅザクラ | |||||
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サクラの中で、2月〜3月にかけて早く咲く種類はカワヅザクラとカンザクラです。2月ではまだつぼみ、やっと一輪咲き始めたカワヅザクラは、今満開でした。3月の花見のサクラです。メジロがさかんに訪れていました。 |
カンザクラ | ||||
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カンザクラもすでに満開を過ぎても咲きほこっています。ヒヨドリやメジロも訪れていました。 |
マンサク | ||||
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春になると まず咲く、マンサク。糸状の美しい花びらの黄金の花。次々と咲き出しています。 |
ジンチョウゲ | ||||
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ジンチョウゲの花の香りがただよってきました。どこにあるのかな? とあたりを探してみると、かわいいジンチョウゲの花が陽光をあびていっぱいに開いていました。 やがてこの花の香りにさそわれて虫たちもやってくることでしょう。 |
オオイヌノフグリ ナズナ |
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川沿いの土手の日だまりに小さな青い花がひときわ目立っていました。オオイヌノフグリの花です。 そのわきには白い小さな花…ペンペングサの愛称で呼ばれているナズナです。 |
ホトケノザ セイヨウタンポポ フキノトウ |
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ピンクのホトケノザ。真黄色のセイヨウタンポポ。もっこりと土から出てきたフキノトウ。いずれも早春の兆しを感じます。 |
ヒドリガモ ハシビロガモ コガモ |
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川面では、ヒドリガモ、コガモが元気よく泳いでいました。やがて北へ帰っていく冬鳥のカモたちです。 またお堀の水面ではハシビロガモがペアーでぐるぐる回っていました。 |
コサギ ツグミ |
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真白いサギが木にとまっていました。また川の中を歩いていました。足の先が黄色のコサギです。 野原ではさかんに地面をつつくツグミが見られました。ツグミも冬鳥で、やがて北へ帰っていきます。 |
モズ ジョウビタキ |
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畑の土の上から、近くの木の上へ舞い飛ぶモズを見つけました。木の上で尾をふりながら地面の上のえさをねらっていました。 ジョウビタキは、はねに白い紋のある、美しい冬鳥です。咲き始めたサンシュユの木の枝上をピョンピョンはねるようにしていました。 |
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