自然と友だち


No.10 「どこかで春が生まれてる(2)」

 3月20日の春分も過ぎ、いよいよ春の訪れを肌に感じる頃となりました。木の芽もぐんぐんふくらみ、桜(ソメイヨシノ)の花も咲きだしました。
 さあ皆さんも春を探しに野外に出て、自然との出会い発見を楽しみましょう。

撮影・解説:早武真理子 撮影:松田邦雄



 

幸福の虫テントウムシの出現
幸福の虫
テントウムシの出現
ベニシジミ
ベニシジミ
キタテハ
キタテハ
出現し始めた蝶たち
出現し始めた蝶たち
クロオオアリの営巣(えいそう)
クロオオアリの
営巣(えいそう)
ヒラタアブの仲間
ヒラタアブの仲間
春の花々
春の花々

 





幸福の虫テントウムシの出現
ナナホシテントウ

 撮影日:2008年3月11日  撮影場所:東京都渋谷区  撮影:松田邦雄
 草の間からはい出してきたのは、あの小さなかわいらしいナナホシテントウでした。
 ナナホシテントウは冬の間、草の根付近などで成虫の姿でじっと越冬しています。テントウムシは幸福の虫とも言われています。出会えればラッキーですね。

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ベニシジミ
ベニシジミ

撮影日:2008年3月4日  撮影場所:埼玉県朝霞市  撮影:松田邦雄
 土手の草原で小さなシジミチョウを見つけました。はねを開くと紅色が鮮やかな美しいベニシジミです。この蝶もモンキチョウに続いて早春に現れる定番の蝶です。

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キタテハ
キタテハ

撮影日:2008年3月3日  撮影場所:埼玉県朝霞市  撮影:松田邦雄
 モンキチョウの発生に続いて、日だまりでは茶褐色の一見、ガのように見えるキタテハという蝶がよく見られるようになりました。はねをいっぱいに開いて日なたぼっこしていました。この蝶は成虫の姿で冬越ししたので、気温が15℃くらいの暖かい日にはさかんに飛び回ります。

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出現し始めた蝶たち
モンシロチョウ

撮影日:2008年3月9日(初見)
2008年3月13日(羽化)
  撮影場所:埼玉県朝霞市  撮影:松田邦雄
 モンキチョウ・キタテハの出現に続いて、3月9日はモンシロチョウの姿を見つけました。まだ羽化したばかりではねにしわが見られました。これからきっとモンシロチョウが菜の花などを訪れる姿がよく見られるようになるでしょう。ぜひ探してみましょう。

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クロオオアリの営巣(えいそう)
クロオオアリ

撮影日:2008年3月15日  撮影場所:千代田区北の丸公園  撮影:早武真理子
 冬の間、土の中でじっとしていたクロオオアリも外に出て巣を作り始めました。よく見ると、土のお団子をくわえて外に出していきます。4・5月頃になると、はねの生えた新しい女王アリとオスアリが飛び立っていきます。足もとにあって、見過ごしがちなアリの巣ですが、よく観察してみましょう。

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ヒラタアブの仲間
ヒラタアブの仲間

撮影日:2008年3月13日  撮影場所:千代田区北の丸公園  撮影:早武真理子
 北の丸公園を歩いていると、ツバキの花のまわりを小さな虫が飛んでいました。よく見ると、それはヒラタアブの仲間でした。時折、葉にとまって休憩することがあり、その時に撮影しました。

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春の花々 ハクモクレン・トサミズキ・ハナダイコン
ハクモクレン・トサミズキ・ハナダイコン

撮影日:2008年3月13日  撮影場所:  千代田区北の丸公園  撮影:早武真理子
 ハクモクレンはまもなく花びらが開くところです。みんななぜか同じ方向を向いていますね。
 ハナダイコンは紫色のきれいな花を咲かせます。

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