北の丸公園の自然

−第 58 号−

「春爛漫の北の丸公園の草木に拾う」

 今年も北の丸は桜花爛漫、今、フゲンゾウ・ショウゲツ・カンザンなどの八重ザクラが美しさを競うように、それぞれの持ち味を発揮して、来る人々をもてなしてくれています。
 今回は、昨年ご紹介できなかった珍しいキクザクラやカツラ・チョウセンレンギョウ・その他の木々の花を加えて取り上げています。
 草では、今を盛りに咲き誇っている、トウカイタンポポ・カントウタンポポ・エゾタンポポなどのタンポポ類5種を皮切りに、まだ取り上げていなかったセイヨウカラシナ・ヘビイチゴ・タチイヌノフグリ・スズメノヤリなどの新しいものを加えて、ご紹介します。
 まさに春爛漫、花いっぱいの北の丸です。どうぞお花見にお出かけ下さい。お待ちしています。




<春爛漫の北の丸公園の草木に拾う>
<春に咲く木の花から>(1)−八重ザクラ1−
<春に咲く木の花から>(1)
−八重ザクラ1−
<春に咲く木の花から>(2)−八重ザクラ2−
<春に咲く木の花から>(2)
−八重ザクラ2−
<春に咲く木の花から>(3)
<春に咲く木の花から>(3)
<春に咲く木の花から>(4)
<春に咲く木の花から>(4)
<春に咲く木の花から>(5))
<春に咲く木の花から>(5)
<春に咲く木の花から>(6)
<春に咲く木の花から>(6)
<春に咲く木の花から>(7)
<春に咲く木の花から>(7)
スモモの花
スモモの花
オオシマザクラの花
オオシマザクラの花
キクザクラの花
キクザクラの花
カツラの花
カツラの花
チョウセンレンギョウの花
チョウセンレンギョウの花
サルトリイバラの雄花
サルトリイバラの雄花
ゲッケイジュの雄花
ゲッケイジュの雄花
ミツバツツジの花
ミツバツツジの花
トキワマンサクの花
トキワマンサクの花
クサイチゴの花
クサイチゴの花
カヤの雄の木と雌の木
カヤの雄の木と雌の木
<春に咲く草の花から>(1) ―タンポポのいろいろ―
<春に咲く草の花から>(1)
―タンポポのいろいろ―
<春に咲く草の花から>(2)
<春に咲く草の花から>(2)
<春に咲く草の花から>(3)
<春に咲く草の花から>(3)
<春に咲く草の花から>(4)
<春に咲く草の花から>(4)
ナガバユキノシタ
ナガバユキノシタ
セイヨウカラシナ
セイヨウカラシナ
スズメノヤリ
スズメノヤリ
タチイヌノフグリ
タチイヌノフグリ
ヘビイチゴ
ヘビイチゴ
シロイヌナズナ
シロイヌナズナ



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<春に咲く木の花から>(1) −八重ザクラ1−

<春に咲く木の花から>(1) −八重ザクラ1−
 今年も10日ごろから八重ザクラが咲き始めました。それぞれの詳しい説明は、メルマガ25号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
フゲンゾウの花 (バラ科) :4月12日撮影
カンザンの花 (バラ科) :4月11日撮影
ウコンの花 (バラ科) :4月12日撮影
ギョイコウの花 (バラ科) :4月12日撮影
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(2)−八重ザクラ2−

<春に咲く木の花から>(2)−八重ザクラ2−
それぞれの花についての解説は、メルマガ25に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
イチヨウの花 (バラ科) :4月12日撮影
ショウゲツの花 (バラ科) :4月12日撮影
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(3)

<春に咲く木の花から>(3)
 ニワウメ・ハナカイドウ・春咲きのフユザクラは、このメールが出る頃には花が終わっているかと思いますが、4月に見られた花として、ご紹介しておきます。それぞれの花についての解説は、右端に記してあるメルマガの号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
ヤマブキの花(バラ科):3月28日撮影メルマガ25号に掲載
ハナカイドウの花(バラ科):3月28日撮影メルマガ23号に掲載
ニワウメの花(バラ科):3月27日撮影メルマガ23号に掲載
フユザクラの花(バラ科):3月27日撮影メルマガ8号に掲載
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(4)

<春に咲く木の花から>(4)
下の花についての解説は、メルマガ25号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
キリシマの花 (ツツジ科):4月12日撮影
ドウダンツツジの花 (ツツジ科):4月12日撮影
シジミバナの花 (バラ科):4月12日撮影
クロモジの雄花 (クスノキ科) :4月10日撮影
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(5)

<春に咲く木の花から>(5)
下の花についての解説は、メルマガ27号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
ムレスズメの花 (マメ科):4月13日撮影
ハナミズキの花 (ミズキ科):4月12日撮影
アキグミの花 (グミ科):4月17日撮影
メギの花 (メギ科):4月13日撮影
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(6)

<春に咲く木の花から>(6)
下の花についての解説は、メルマガ27号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
イヌシデの雄花の穂 (カバノキ科): 4月10日撮影
カリンの花 (バラ科):4月14日撮影
コナラの雄花の穂 (ブナ科):4月14日撮影
ケヤキの花 (ニレ科):4月12日撮影
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く木の花から>(7)

<春に咲く木の花から>(7)
下のそれぞれの花についての解説は、右端のメルマガの号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
カラタチの花 (ミカン科):4月13日撮影 メルマガ25号に掲載
モクレンの花 (モクレン科):4月13日撮影 メルマガ25号に掲載
ハナズオウの花 (マメ科):4月10日撮影 メルマガ25号に掲載
ヤマモモの雄花 (ヤマモモ科):4月13日撮影 メルマガ36号に掲載
(撮影:永井昭三)
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<スモモの花> 【バラ科】

スモモの花
2006年4月1日 北の丸公園
 中国生まれの落葉小高木です(3〜8m)。実を利用するためによく植えられています。寒さにも乾きにも強い性質があります。たくさんの枝を分けており、若い枝はつやのある暗い小豆色をしています。
 葉は、柄のある細長いだ円形で、縁には細かいギザギザ(重鋸歯=じゅうきょし)があります。表面は緑色で裏面は淡い緑色です(葉脈の脇には毛が見られる)。
 4月の初め頃、長い柄のある白い花を一つの芽から1〜3花ずつ葉に先駆けて開いています。花には、先が広がった鐘形のがく筒(先に5枚のがく片がある)・白い花びら5枚・たくさんのおしべとめしべ1本が見られます。花の後には、球形の実(直径4〜5cm)がなります。
 名前は、実が酸っぱいところから「酢桃」という意味でつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<オオシマザクラの花> 【バラ科】

オオシマザクラの花
2006年4月3日 北の丸公園
 伊豆の大島の山々に多く生えていた落葉高木です(3〜10m)。サトザクラの多くの品種のもとになっているといわれています。今では、あちこちに植えられています。
 幹の色は、暗い灰色で、枝は、普通は斜め上に伸びています(変化が多い)。
 若葉は、この木は緑色をしていますが、紫褐色を帯びたものも多く見られます。若葉は開花と共に出ているものが多いようです。花は大形で(直径3〜4cm)、白か淡い紅色を帯びたものが枝いっぱい(散形花序〜散房花序)に咲きます。
 花には、がく筒(長い鐘形・7〜8mm)に水平に開いた細長いがく片5枚・花びら5枚
(白が多いが薄紅色もある・枚数も時に6枚以上のこともある)、多数のおしべ・めしべ1本(まれに2本)が見られます。
 名前は、伊豆大島に多く見られることからつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<キクザクラの花> 【バラ科】

キクザクラの花
2006年4月13日 北の丸公園
 岡山の旧制第6高等学校の校庭に植えられていたという落葉小高木です(3〜8m)。
 淡い紅紫色の花を、1っか所から2〜3花を下に垂れるようにつけています。花は、枝から出ている花の柄(花柄=かへい・2〜4cm)から、分かれてさらに伸びている柄(小花柄=しょうかへい・4.5〜5.5cm)の先に開いています。
 花のつくりは少し変わっています。がくは、平たくなっているがく筒の中ほどはへこんでおり、周りに5枚の大きながく片があり、がく片の間に小さながく片が1〜2枚ずつ、はさまれています。花びらは淡い紅紫色で、100〜180枚もあり、部分的に葉になっているものもあり、花びらの間にはおしべもはさまって見られるという、極めて不規則なつくりをしている花です。
 名前は、花のようすがキクの花ににていることからつけられたものと思われます。
(撮影:永井昭三)
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<カツラの花> 【カツラ科】

カツラの花
2006年3月29日 北の丸公園
 山の谷間に生える落葉高木です(20〜25m)。雄の木と雌の木があります。
 幹は真っ直ぐに伸び上がってそびえ立ち、たくさんの枝を分けて茂らせています。
 葉は、ハート形(3〜8cm)で、先が少し尖っています。葉の縁には、波のような鈍いギザギザ(鋸歯=きょし)が見られ、葉脈は手のひら形(5〜7本)に走っています。葉の表は緑色ですが、裏は白い粉を振り掛けたような色をしています。
 3〜5月にかけて、枝に対生している冬芽から、花びらのない花が咲き出します。雄の木の雄花には、淡い赤色の葯(やく=花粉袋)が目立つおしべが、たくさん見られます。雌の木の雌花には、淡い赤色で細い、めしべの柱頭2〜4本が伸び出しています。
 名前は、「カツ」は「香出=かづ」で、臭いを出すという意味です。葉が枯れると甘い香りがしてくるところからついたのでしょうか?「ラ」は添え言葉です。
(撮影:永井昭三)
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<チョウセンレンギョウの花> 【モクセイ科】

チョウセンレンギョウの花
2006年3月29日 北の丸公園
 朝鮮半島生まれの落葉低木です(2〜3m)。庭木として植えられています。
枝は丸みのある四角形で、弓のように曲がりながら長く伸びています。茎を真中から縦に裂いて見ると、中にたくさんの薄いしきりが重なって見られます。
葉が出る前に、芽から濃い黄色の花が2〜3花ずつ短い柄に支えられて咲き出します(他のレンギョウより花は大柄で、花の色が濃い)。花には、黄緑色のがく筒の先が深く4裂したがく片・濃い黄色の花筒の先が深く4つに切れ込んだ花びら・おしべが2本・おしべの下に隠れるような姿でついている短いめしべ1本が見られます。
葉は、両端が細まっている卵形(5〜10cm)で、葉先の方にはギザギザ(鋸歯=きょし)があます。葉は、枝に対生しています。
名前は、朝鮮半島生まれのレンギョウということで名づけられました。
(撮影:永井昭三)
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<サルトリイバラの雄花> 【ユリ科】

サルトリイバラの雄花
2006年4月10日 北の丸公園
 野山に生えているつる性の落葉半低木です(0.7〜2m)。雄の株と雌の株があります。
 茎は緑色ですが、木のようにかたく、まばらに尖った刺(とげ)が見られます。
 葉は、先が尖った広いだ円形で、つやがあってかたく、3〜5本の脈(葉脈)があります。おまけに網目状の葉脈も見られます(ユリ科では珍しい)。葉は、関節が見られる短い柄(葉柄)で、茎に互生しています。葉柄のもとには、長い巻きひげも見られます。
 4〜5月にかけて、新しい葉と共に、葉の脇から黄緑色の小さな花の集まり(散形花序)をつけます。花は、がくや花びらに当たるもの(花被・約4mmで反り返っている)6枚の中に、雄花にはおしべ6本が、雌花にはめしべ1本(花柱が3つに割れている)が見られます。
 名前は、茎にある刺にサルも引っかかるだろうという意味でつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<ゲッケイジュの雄花> 【クスノキ科】

ゲッケイジュの雄花
2006年4月10日 北の丸公園
 南ヨーロッパ生まれの温かい所に生える常緑の高木です(12〜18m)。明治38年(1905年)頃日本に入ってきました。庭や公園に植えられています。雄の木と雌の木があります。
 幹は黒っぽい灰色をしていますが、小枝は緑色をしています。葉は両端が細くなった細長いだ円形でかたく、表は深緑色でつやがあり、裏は淡い緑色をしています。よい匂いのする葉ですが、長い柄(約2cm)で枝に互生しています。
 葉の脇に黄色い小さな花をたくさんつけます(散形花序)。花は、深く4つに裂けた花被(がくと花びらの区別できないもの)に、雄花ではおしべが8〜14本見られます。雌花では、めしべ1本が見られます。
 名前は、中国でつけられた名前を日本読みにしてつけたものです。
(撮影:永井昭三)
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<ミツバツツジの花> 【ツツジ科】

ミツバツツジの花
2006年4月10日 北の丸公園
 関東から東海・近畿地方の山々に生えている落葉低木です(1〜2m)。庭や公園によく植えられています。茎に細い枝を数本、車輪状に互生しています。
 枝の先には、丸みのある菱形状の葉(4〜7cm)を3枚ずつ輪生させています。葉は、少し厚く、表面は緑色ですが、葉の裏は白みがかった緑色です。若葉は、葉の縁が外側に巻いていて、ねばっています。
 花は、葉が出る前に枝先の芽(混芽=葉と花が一緒に入っている芽)から、赤紫色の花、1〜3花を横向きに開きます。花には、がく(先が5裂した皿状)・花びら(ろうと状の筒先が5裂して平らに開いている)・おしべ5本(葯=やくが上を向いている)・めしべ1本(おしべより長い)が見られます。
 名前は、葉が3枚ずつ輪生しているツツジという意味でつけられました。
(撮影:永井昭三)
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<トキワマンサクの花> 【マンサク科】

トキワマンサクの花
2006年4月11日 北の丸公園
 野生している所が限られている(三重・熊本・静岡)珍しい常緑の低木です(3〜8m)。
 今は、庭や公園にも植えられています。幹に枝を多く出して、短い柄(2〜3mm)のある、先が尖った卵形の、やや厚い葉(2〜7cm)を互生させています。葉の柄や葉の裏には枝分れした毛(星状毛)がまばらに生えています。
 4〜5月頃、小枝の先に短い柄を出して、数個の花を咲かせます。花には、緑白色のがく筒(約2mm)を4裂させた卵形のがく片(2mm)4枚(黄白色の星状毛が生えている)・白色の花びら4枚(細長く約2cm)・短いおしべ4本(鱗のような仮おしべ4本を互生している)・めしべ1本(花柱が2つに割れている)が見られます。10月頃両端が尖った球形の実(褐色で、毛を密生させている・6〜7mm)をつけます(黒い種が2つある)。
 名前は、年中、緑の葉をつけているマンサクという意味でつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<クサイチゴの花> 【バラ科】

クサイチゴの花
2006年4月13日 北の丸公園
 野原や薮などに普通に生えている落葉半低木です(20〜60cm)。
 地下茎を横にはわせて、所々から芽を出しながらふえています。茎はよく枝分れしていますが、まばらに刺(とげ)をつけていて、葉を互生させています。
 葉は、小さな葉(小葉=しょうよう)を3〜5枚つけて、1枚の葉を構成している葉(複葉)で、小葉は先の尖った細長い卵形をしており、縁にはギザギザ(鋸歯=鋸歯)があります。葉の裏の太い脈には、小さな刺(とげ)が見られます。
 花は白く(直径約4cm)、短い枝の先に1つ開らいています。花には、先の尖ったがく片(約1.4cm)5枚・白い花びら5枚(約1.5cm・水平に広げている)・おしべ多数・めしべ多数が見られます。花の後には、球形の実(小さな実の集まり)ができます。
名前は、全体が草状に見えることからつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<カヤの雄の木と雌の木> 【イチイ科】

カヤの雄の木と雌の木
2006年4月12日 北の丸公園
 宮城県より南の地域の山々に生えている常緑の高木です(20〜25m)。庭や公園にも植えられています。雄の木と雌の木があります。
 幹の樹皮は、赤褐色〜灰褐色をしており、老木になると浅く縦の裂け目が入って、細長い薄片となってはがれます。
葉は、細長く、先は針のようでかたいので触ると痛いです。葉の上面はつやのある濃い緑色、下面は淡い緑色で中央に細い白 色の線(気孔が並んでいる)が見られます。
4月頃、雄の木には、葉の脇にだ円形の黄色い雄花が並びます。雌の木では、枝先に雌花が数個つきます。翌年の秋に種が熟します。種は炒(い)ると食べられます。
名前は、昔、「カヘ」といっていたものから変わったといわれています。カヘの意味はよく分かりません。
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く草の花から>(1)―タンポポのいろいろ―

<春に咲く草の花から>(1) ―タンポポのいろいろ―
 北の丸公園には、次の5種類のタンポポが見られます。見分ける一番の手がかりは、花の外側を取り巻いている緑色の総苞(そうほう)です。写真を手がかりに探してみてください。
 タンポポの花のつくりについては、メルマガ19号のトウカイタンポポのところに書いてあるのを、参考にして下さい。
トウカイタンポポ (キク科):4月11日撮影
カントウタンポポ (キク科):4月11日撮影
エゾタンポポ   (キク科):4月3日撮影
シロバナタンポポ (キク科):4月1日撮影
―以上は、日本にもともとあったタンポポです―
セイヨウタンポポ (キク科):3月31日撮影
―このタンポポはヨーロッパ生まれの帰化植物です―
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く草の花から>(2)

<春に咲く草の花から>(2)
昨年取り上げてご紹介したものの中から、今公園に見られる花々を拾って、(2)〜(4)に分けてお知らせします。(2)の中の草についての解説は、メルマガ25号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
ムラサキケマン (ケシ科)
オドリコソウ (シソ科)
シャガ (アヤメ科)
スズメノエンドウ (マメ科)
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く草の花から>(3)

<春に咲く草の花から>(3)
 下記の草についての解説は、メルマガ27号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
ハルジオン (キク科)
フラサバソウ(ゴマノハグサ科)
ハナイバナ (ムラサキ科)
ノミノツヅリ (ナデシコ科)
(撮影:永井昭三)
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<春に咲く草の花から>(4)

<春に咲く草の花から>(4)
下記の草についての解説は、右端に記してあるメルマガの号に掲載してありますので、必要な方はご覧下さい。
クサノオウ (ケシ科) メルマガ31号
キランソウ (シソ科)メルマガ23号
スイバ (タデ科) メルマガ27号
ヤエムグラ (アカネ科) メルマガ27号
(撮影:永井昭三)
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<ナガバユキノシタ> 【ユキノシタ科】

ナガバユキノシタ
2006年3月28日 北の丸公園
 モンゴル生まれの多年草で、茎のもとの部分は、半ば低木のようになっています(15〜40cm)。
 葉は、常緑で大きく(約20cm)、広い卵形の葉のもとは、長い柄で支えられています。根もとから伸び出ている赤っぽい色をした太い花茎は、上の方で枝分れして、たくさんの花の集まり(円すい花序)をつけています。
 花は、3月〜5月にかけて咲きますが、場所によっては、1月から咲き出すところもあります。花には、筒の先が5片に割れたがく・花びら5枚・おしべ10本・めしべ1本が見られます。花の色には、桃色・藤色・菫(すみれ)色などがあります。
 名前は、葉の長さに基づいてつけられたものと思われますが、正確な由来はわかりません。
(撮影:永井昭三)
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<セイヨウカラシナ> 【アブラナ科】

セイヨウカラシナ
2006年4月11日 北の丸公園
 ヨーロッパや北アメリカに野生していたものが、日本に入ってきて、堤防や土手などにふえている越年草です(0.3〜1m)。
 葉は、下のものは30cmほどになり、先の方が広くなった羽状の切れ込みがあって、葉の縁にはギザギザ(鋸歯=きょし)が見られますが、真っ直ぐに伸び上がった茎についているものは、次第に小さくなって、柄も短くなり、柄のないものも見られます。さらに、縁の切れ込みも少なくなり、鋸歯のないものも出てきます。
 茎の先の方には、黄色い十字形の花が集まった花穂(総状花序)がついていて、花は下のものから上に向けて花を開いていきます。花には、がく片4枚・花びら4枚・おしべ6本(内4本は長い)・めしべ1本が見られます。
 名前は、ヨーロッパ生まれのカラシナという意味でつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<スズメノヤリ> 【イグサ科】

スズメノヤリ
2006年4月13日 北の丸公園
 草地に生えている多年草です(10〜20cm)。 葉(7〜15cm)は、根ぎわから多く出ていますが、真っ直ぐに伸び上がっている茎と共に、白くて長い毛が生えています。
茎の先には、赤褐色の球形の花の集まり(頭花)を1つつけています(まれに2〜3個つくこともある)。花には、がくや花びらのようなもの(花被・約3mm)6枚・おしべ6本(約2mm)・めしべ1本(先が3つに割れており、おしべより長い)が見られます。
花の後には、褐色の卵形の実(約3mm・花被片に囲まれている)が出来ます。実の中には、1mm内外の種が出来ています。
名前は、頭花の様子が、大名行列で使われていた毛槍(けやり)に似ていることからつけられました。
(撮影:永井昭三)
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<タチイヌノフグリ> 【ゴマノハグサ科】

タチイヌノフグリ
2006年4月13日 北の丸公園
 ヨーロッパ生まれの二年草です(10〜25cm)。明治の初め(1870年頃)に日本に入ってきました。道端や公園・畑などでもよく見られます。
 茎は、根もとで枝分れして立ち上がっており、葉の形は先の尖った卵形で、下の葉には、柄があって対生していますが、上の葉は柄がなく互生しています。茎にも葉にも細かい毛が生えていて、葉の縁には先が鈍いギザギザ(鋸歯=きょし)があります。
 春から夏にかけて、茎の先の方の葉の脇に、青紫色の小さな花を咲かせます。花には、先が4裂した緑色のがく筒・先が深く4裂した青紫色の花びら・2本のおしべ・1本のめしべが見られます。花の後には、真中がくぼんだ形の平たい実ができます。
 名前は、茎が横にはうイヌノフグリに対して、茎が立っていることからつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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<ヘビイチゴ> 【バラ科】

ヘビイチゴ
2006年4月13日 北の丸公園
 日当たりのよい野原や田んぼのあぜや道端の草地によく見られる多年草です。
茎は、花の頃は短いけれど、実がなる頃には長く地面をはってつるを伸ばし、節から新しい苗を出しながらふえていきます。
葉は、長い柄の先に小さい葉(小葉=しょうよう)をつけた複葉(三出複葉=さんしゅつふくよう)で、茎に互生しています。小葉はだ円形(2〜3cm)で荒いギザギザ(鋸歯=きょし)があり、葉の裏の葉脈の上には長い毛が生えています。
4〜5月の頃、葉の脇から、長い柄の先に黄色い花(直径約1.5cm)を1つつけます。花には、写真に見られるようながくと、がくより大きな副がくがあります。花びらは、がくと同じ位の長さです。花の後には、淡い赤色で毛の生えたいちごがなります。 名前は、中国でつけられた漢字の名前を日本読みにしてつけたようです。
(撮影:永井昭三)
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<シロイヌナズナ> 【アブラナ科】

シロイヌナズナ
2006年4月13日 北の丸公園
 海岸や草地に生える越年草です(20〜30cm)。 冬の間は、ロゼットで冬越しをしていますが、葉の両面には、枝分れした毛が生えており、葉の縁には、小さなギザギザ(鋸歯=きょし)が少し見られます。 ロゼットの真中からは、1本の茎が伸び出てまばらに葉をつけ、枝を分けて、先の方に白い花びらを十字形に開く花をつけます。花には、がく4枚(約2mmで背中に毛が生えている)・花びら4枚(約3mmで白色)・おしべ6本(中の4本は長い)・めしべ1本が見られます。花は、下から上に向かって次々に咲き上がっていきます。花の後には、斜め上に向いた細長い実がつき、実は2つに裂けて種(約0.5mm)を散らせます。 名前は、黄色い花を咲かせるイヌナズナに似ているが、白色の花を咲かせることからつけられたものです。
(撮影:永井昭三)
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